道草ブログ

たまに自転車乗る人のブログです。

3日目 佐世保→岩国

3日目スタート

前回の二日目までの記事から数か月空くということになってしまい気持ち悪いままだったのですっきり最後まで書かなければと思い立ってしまいました。

 

さて三日目、佐世保の駅前の東横インからスタート。

朝食がつくんですけどその前に自転車を組み立てて、佐世保軍港周辺をふらふら。

スタート前に二時間ほどうろうろしました。

上のほうに行けば佐世保の湾内がまるっと見えるかと思いきやそこまででもなくおとなしく撤退しました。

 

計画がザル過ぎたのと行き当たりばったりの感が強かったこの一週間の強行軍ですがこの日はしっかり走れたので満足度は高かったです。

 

写真はありません、データが行方不明です。

 

異音とトンネル

朝8時に佐世保駅を出発してから北上。

上ルートで博多方面を目指します。

調子に乗ってぐんぐん進み国見山を越えます。

ここが三日目の中では斜度きつい感じがしてつらかったです。

トンネル内でトラックに何台か追い抜かれたんですけど負圧が怖すぎました。

 

基本的にはグーグル先生の言うことを信じて延々と国道202を進んでいきます。

 

伊万里を超えたあたりからチェーンの音鳴りがずっと気になって仕方なかったので

我慢しきれず唐津近郊のGSで機械油を分けてもらい、注油。問題解決。

本当に助かりました。

 

そういえばこの道バイパスっぽくてトラックが何台も通るわけでトレーラーもバンバン走るので怖くてたまりませんでした。トンネル多いし路肩も狭いので下にあるバイパスではないほうがおすすめです。

バイパスは車も自転車もお互い不幸な気がします。

 

迷子と博多

糸島のあたりから恐怖も少なくなりそのまま博多を抜けます

博多の市街地の路面はがたがたでした。ここで一時ごろ。

ここでルートを喪失してしまい、1時間くらい無駄にうろうろします。

そのまま国道を走ればよかった。

後になってみれば長者原まで行ってから香椎に戻るという迷走をしてました。

 

 

それ以降はもう頭を使わない国道三号を延々進むルートで下関を目指します。

昼飯も食べずに走ってしまったので新宮のやよい軒でご飯タイム。三時ごろでした。

 

そのまま進んでいき、スペースワールドを通り過ぎたのですが

まだギリギリ、このころはスペースワールドも営業してたんですよね。

社会科の教科書で小学生の時に見て以来、

ずっと実感のなかった施設が疲れた自分の目の前に現れたときは脳内麻薬が出てる感じがしました。

 

おまけですが北九州の不気味なパスタ人間。

あれを直接見たときにはああ、この町はやべぇっていう感情に支配されたりもしました。

 

忘れ物と全力疾走

小倉も突き抜け門司に到着。

関門海峡の下についたのはようやっと19時ごろでした。

で記念撮影してちゃんと歩いて本州へと進みます。

 

この人道トンネルよく見るやつだ…まさか自分が歩くことになるとは…

関門海峡下のトンネルはやたら人が多くて、結構な数の人がランニングで走っていました。

バイクも押し歩きしてるしなんか不思議な光景を見ていた気になります。

ホントに老若男女が行ったり来たりしてました。

 

 

下関につきました。

さて出発、時間を確認しようとするとここで携帯電話を置き忘れたことに気づきます。

なぜタイマーで自撮りしてそのまま進んでしまったのでしょうか。

 

関門海峡をもう一往復しました。

足がつらい…

ところでこの人道トンネル自転車の乗車は禁止なので

170㎞走ってきた後のクリートダッシュは相当ダメージを受けました。

 

国道二号と雨

基本自分はヘタレなのでもう輪行しようと思っていたのですが、

不意のダッシュなどによって電車を逃すなどしたのでそのまま走ることにしました。

まずはすき家で腹ごしらえです。

すき家にはこれ以降いろいろ助けてもらったのでありがたかったです。

 

この後の記憶は超おぼろげなのですがそのまま国道二号を走っていました。

霧雨なんかにも見舞われつつずんずん走っていくと

体力もがりがり削られ本降りにはならなかったもののだいぶ足も売り切れていきます。

 

野宿のようなアレ

走っていると山口県警の方から危ないからこれも着ろと反射タスキを貰うなどしたんですがもうどうにも動けなくなったので仮眠をすることにしました。

新山口のちょっと先で力尽きました。

いい寝床を探し求め結局、

ネクス石油販売西日本(株)南山口給油所様の看板と塀の間に身を潜め体育ずわりになって仮眠をとりました。

思ってたよりも地図で見ると走れてませんね。

 

再出発

一時間ほど経つと寒さに耐えきれず目が冴えました。

そもそも記憶すらあいまいなので一時間かも怪しいのですが…

 

だめだ動かないと死んでしまう。

あとはもう延々とこぎ続けました。

正直なんも記憶が残っていないですしそもそも暗くてよく見えないし、

朝を待ちながら自転車を進めていました。

 

朝4時ごろ名も知らぬトンネルのど真ん中でタイヤのど真ん中にねじを踏んでパンクするという高等テクニックを披露してしまいました。

GP4000SⅡ微妙にちょくちょくダメになります。

ちなみにこのタイヤは長崎の坂道で変えたばかりだったりします。

 

ぐんぐん進み朝6時ちょっと前くらいには欽明道路に行くかそのまま山道登るかの分岐あたりまでついたのですが、思いのほか交通量が多かったのと事前の情報、自分の体力と相談した結果山を登ることにしました。

 

つらい

 

そしてようやく出発から24時間後、

朝の八時に山口は岩国の

日本3奇橋?の一つ?錦帯橋に到着しました。

この時間なのに観光客の方がちらほら。

佐々木小次郎銅像と記念撮影などもしました。

 

つらい

 

今の自分の出せる力は出し切ったので

岩国まで頑張って進み、

広島まで輪行ワープです。

 

おまけ?とどめ?

岩国駅で自転車をしまっているときに千円札を落としてしまい

アッと思った瞬間にいきなり現れたおっさんに猫糞されるなどしました。

疲れから声も出せず、高い授業料を払わされた気がしました。

 

ここまでが三日目の顛末です。